頬の肉が落ちない原因とは?プロが暴く小顔化の真実と最適解

頬の肉が落ちない原因とは?プロが暴く小顔化の真実と最適解

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全身のダイエットに成功したにもかかわらず、頬の肉 落ちない理由を突き詰めていくと、顔面特有の複雑な解剖学的構造に行き当たります。美容外科医や形成外科医への取材で一致しているのは、「顔のボリュームを形成している組織は、皮下脂肪だけではない」という事実です。顔の膨らみは大きく分けて4つの要因に分類されます。

第1に、浅い層にある「皮下脂肪」と、深い層にある「深部脂肪」の性質の違いです。頬には浅層の皮下脂肪(メーラーファットなど)と、頬骨弓の下から口角脇にかけて広がる深層の脂肪体(バッカルファット)が存在します。深部脂肪は一般的な有酸素運動やカロリー制限によるエネルギー消費の影響を受けにくく、体脂肪率を落としても最後まで残りやすい特性を持っています。これが「体は細いのに顔だけぽっちゃりして見える」現象の主原因です。

第2に、奥歯を噛み締めたときに硬く張り出す「咬筋(こうきん)」の過発達です。就寝中の無意識な歯ぎしりや、PC・スマートフォン作業時の食いしばり癖があると、筋力トレーニングを日常的に行っているのと同じ状態となり、筋肉が肥大化します。脂肪ではなく筋肉が横に張り出している場合、いくら食事制限をしても物理的な厚みは一切減りません。

第3に、加齢や表情筋の衰えに伴う「組織の下垂(たるみ)」です。皮膚とSMAS筋膜をつなぐリガメント(支持靭帯)が伸びると、もともと高い位置にあった脂肪が重力に抗えず下方へ滑り落ちます。その結果、ほうれい線の上や口元に脂肪が溜まり、肉がついたように錯覚してしまいます。そして第4が、静脈やリンパの循環不良による「慢性的な組織間液の滞留(むくみ)」です。この4大要素のうち、自身がどの比率でトラブルを抱えているのかを特定しない限り、的外れな対策を続けることになります。

山崎 陸
著者

山崎 陸

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