マダニに刺されているのを発見した場合、あるいは刺された疑いがある場合は、速やかに皮膚科を受診してください。夜間や休日の救急外来では、外科や形成外科でも対応可能です。
皮膚科では、拡大鏡(ダーモスコピー)で皮膚への食い込み状態を詳細に観察し、専用の医療用器具を用いて頭部を残さず安全に摘出します。すでに口器が深く入り込んでいる場合は、局所麻酔を用いたごく小規模な切開(くり抜き生検法など)で確実に病変部を除去します。
また、マダニを取り除いた後であっても、最低2〜3週間は体調の変化を慎重に観察してください。以下のような症状が1つでも現れた場合は、感染症内科や総合内科を直ちに受診し、「いつ、どこでマダニに刺されたか(あるいは草むらに入ったか)」を医師に明確に伝えてください。
・38度以上の急な発熱や悪寒
・刺された部位を中心に広がる円形・環状の発疹
・全身に広がる赤い斑点や水疱
・吐き気、嘔吐、腹痛、下痢などの消化器症状
・激しい倦怠感、関節痛、筋肉痛
・リンパ節の腫れや圧痛