日常会話において「遮二無二」「がむしゃら」「無我夢中」は同義語として混同されがちです。しかし、認知心理学や言語行動論の観点から分析すると、当人の「意識の所在」と「周囲に対する態度」に決定的な違いが存在します。
遮二無二 がむしゃら 違いのポイントは、「理性の働き」にあります。「がむしゃら」は荒々しい勢いが前面に出る泥臭い直情型ですが、「遮二無二」は「他の制約を意識的に断ち切って強行突破する」という強引な主体性が際立ちます。
また、遮二無二 無我夢中 違いについては、自己意識の有無が境界線となります。「無我夢中」は自分自身を忘れて何かに没入する心理的フロー(あるいは我を失ったパニック)を指しますが、「遮二無二」は「どうしてもこれを成し遂げる」という我(エゴや目的意識)が極めて強く働いている状態を指します。