座っているだけなのに体がスーッと沈むような感覚や、雲の上を歩いているようなふらつきを覚える場合、めまい・ふらつきと自律神経の機能低下を疑う必要があります。
医学的には、回転性めまい(天井がグルグル回るもの)とは異なり、浮遊性めまい(症状と原因)の多くは過度な疲労や交感神経の過緊張によって引き起こされます。近年では「PPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい)」と呼ばれる、検査で明らかな器質的異常が見当たらないにもかかわらず3か月以上ふわふわ感が続く慢性疾患も広く認知されるようになりました。
特にデスクワークでの長時間の前傾姿勢(スマホ首)や睡眠不足が続くと、首周りの血流が滞り、脳幹や自律神経の中枢へ十分な酸素が供給されなくなります。その結果、ストレスや自律神経の乱れから浮遊感が定着し、日常の動作ひとつひとつに強い不安を感じる状態へと発展します。