皇居東御苑内にある2つの売店、大手休憩所売店と本丸休憩所売店では、取扱商品と混雑動線に明確な違いがあります。
大手門から入園してすぐ右手に位置する大手休憩所売店は、入園者のほぼ全員が最初に目にする場所にあります。店内にはエアコンが効いた休憩スペースやコインロッカー、トイレが完備されており、お土産コーナーのスペースも広めに取られています。そのため、革財布の入荷数が本丸休憩所より若干多い傾向にありますが、その分競争率は極めて高く、開門9時の直後からレジ前に30人以上の列が形成される光景も珍しくありません。
一方、かつて江戸城天守閣がそびえていた広大な芝生エリアに佇む本丸休憩所売店は、大手門から緩やかな坂(汐見坂や梅林坂)を徒歩で約8〜10分登った場所にあります。大手休憩所で目当てのカラーや形が売り切れていた場合、即座に本丸休憩所へ向かうことで、まだ在庫が残っているケースに遭遇することもあります。
本丸休憩所売店では、革製品だけでなく、宮内庁カレンダー、オリジナル絵はがき、皇居の四季を収めた写真集、皇室ゆかりの記念切手、菊紋入りのネクタイピンや漆塗り箸など、より文化財的価値の高い記念品が整然と並べられています。緑豊かな木々に囲まれ、喧騒から少し離れた落ち着いた空間で記念品を選びたい来訪者にとって、本丸休憩所は今なお穴場としての魅力を保っています。