芸能界入りからわずか1年足らずで国民的ヒーローの座を射止めた竹内涼真ですが、その背景には「オーディション秘話」として語られる運命的な瞬間がありました。高校・大学時代は東京ヴェルディユースに所属しプロサッカー選手を目指していたものの、度重なる怪我によって夢を断念。失意の中でモデルオーディションを機に芸能界へ飛び込んだ経歴を持ちます。
当時の制作発表やプロデューサーの大森敬仁らの証言によると、最終選考のカメラテストにおいて竹内涼真が発した「変身!」という第一声と、レンズを射抜くようなまっすぐな眼差しが、審査員全員の心を一瞬で掴みました。技術的な芝居の巧拙を超え、「この若者をカメラの前に立たせたい」と現場に直感させたことが、竹内涼真のブレイクの理由の起点となっています。
「自分には失うものが何もない。ここで人生を変えるんだ」という気迫が、スポーツ推薦で培った礼儀正しさと爽やかなルックスに宿り、制作陣の求めていた「泥臭く熱い刑事像」と奇跡的な合致を見せた瞬間でした。