車両通行帯とは?車線との違いと違反を防ぐ正しい走行ルール徹底解説

車両通行帯とは?車線との違いと違反を防ぐ正しい走行ルール徹底解説

車両通行帯とは?車線との違いと違反を防ぐ正しい走行ルール徹底解説について分かりやすく解説いたします。最新の情報をお届けします。

日常会話では「第1車線」「右側のレーン」といった言葉がよく使われますが、法律の世界において車両通行帯と車線は明確に区別されています。この違いを把握することが、交通ルールを正しく理解する第一歩です。

まず「車線(車線幅員)」とは、国土交通省令である道路構造令に基づいて設計された物理的な道路構造の概念です。自動車が安全かつ円滑に1列で通行するために必要な幅(一般道で原則3.0メートル〜3.25メートル、高速道路等で3.5メートルなど)を指し、道路の構造基準を示す工学用語に過ぎません。

一方、道路交通法における車両通行帯とは、同法第20条第1項に基づき、都道府県公安委員会が「車両が道路の定められた部分を通行すべきこと」を指定・設置した法定の通行区分を指します。つまり、道路標示(白の破線・実線や黄色の実線など)によって法的に区切られた通行区分のことを指しており、公安委員会の意思決定が介在している点が最大の特徴です。

具体的には、片側1車線(中央線によって上下線が1つずつに分かれている道路)は単なる車線であり、車両通行帯ではありません。原則として片側2車線以上あり、公安委員会によって車線区分標示がなされている道路において初めて「車両通行帯」が存在することになります。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。