水回りトラブルのレスキュー事業者が実施した2026年の実態調査によると、トイレの「止水不良」や「排水異常」で出張修理を依頼した家庭のうち、約2割でタンク内部に投入型の薬剤が放置されていたことが判明した。原因の多くは薬剤そのものの悪意ある欠陥ではなく、設備の経年劣化と薬剤成分の滞留が重なったことにある。
一般的なトイレロータンクは、レバー操作によって内部の弁が上下し、一定量の水を便器へ送り出す精密な物理仕掛けで動いている。そこに固形薬剤を投入した場合、着底位置がずれたり沈殿物が沈着したりすることで、機械構造の滑らかな動きが阻害される事態が指摘されている。