日本の制度上、冷凍食品の安全性はどのように担保されているのだろうか。厚生労働省は、国民が一生涯にわたって毎日摂取し続けても体に影響がないとされる一日摂取許容量(ADI)に基づき、厳しい安全基準を設定している。
また、パッケージ背面の原材料表示に関しては消費者庁が管轄しており、使用されたすべての食品添加物・保存料の明確な記載を義務付けている。実際の成分表を読み解くと、「保存料不使用」と記載されている冷凍食品が極めて多いことに気づくはずだ。
本質的なリスクは毒性の強い保存料にあるのではなく、高血圧を引き起こす「高ナトリウム(塩分)」や、動脈硬化のリスクを招くトランス脂肪酸、そして満腹感を得にくくする精製糖の過剰摂取にある。行政の基準をクリアしているからと安心しきってしまうのではなく、成分値のバランスを見極める個人の視点が不可欠となる。