かつては「とにかく盛る」ことが正義とされたまつ毛エクステンションの世界に、静かな地殻変動が起きている。派手なインパクトから、素顔そのものの美しさを底上げする方向へと消費者の意識が大きくシフトしたのだ。変化の波は急速に広がっている。
トップヘアメイクアーティストの小田切ヒロ氏も提唱するように、現代のベースメイクやアイメイクは「素肌の生命感」と「抜け感」が命。目元だけが浮いてしまうボリューミーなデザインは影を潜め、自毛の存在感を上品に強調するスタイルが評価されるようになった。その答えこそが、両目で100本という絶妙な本数だ。
いまや美容業界全体がこの「ナチュラル回帰」に熱視線を注ぐ。100本というボリュームは、目元の印象を確実に強めつつも、オフィスや日常のどんな場面でも違和感なく溶け込む。過度な主張を抑え、大人の気品を醸し出す最良の着地点なのだ。