数字や公表データだけでは見えてこない日常の空気を、在校生・卒業生の保護者ネットワークや地域PTA活動の現場検証から紐解いていきます。
まず部活動に関しては、バスケットボール部、バレーボール部、サッカー部、バドミントン部などの球技系や陸上部、そして吹奏楽部や美術部といった文化部が地道に活動を続けています。かつての「毎日朝練・夕方遅くまで練習」といった旧来型の指導体制から、東京都の部活動ガイドラインに則った活動日数・時間の適正化(平日1日・週末1日の休養日設定)が徹底されており、生徒の過度な疲弊は見られません。部活で全国大会を狙うという過熱感よりも、仲間づくりや健康維持、体力向上を目的とする生徒に適した環境です。
また、板橋区立上板橋第一中学校の評判において保護者から高評価を得ているのが、生活指導のバランス感覚です。生徒手帳や校則の見直しが区内全体で進められており、頭髪や靴下の色、防寒着の着用規定なども時代に即した柔軟な運用へと移行しています。「厳格に縛り付ける管理教育でもなく、生徒を放任する無関心でもない」という、適度な自立を促すスタンスが保たれています。
通学区域(学区)に関しては、常盤台4丁目、前野町の一部、上板橋の一部などが指定学区となっており、公立小学校(板橋区立前野小学校や常盤台小学校などの学区隣接エリア)からの進学者が主流を占めます。教育熱心な家庭が多い常盤台エリアに近いこともあり、中学受験を経て私立・国立へ進学する児童が一定数抜けた後の母集団となるため、落ち着いた穏やかな気質の生徒が集まりやすい土壌が形成されています。