小田原市を代表する植物園・観光スポットとして定着した小田原フラワーガーデンですが、とりわけ来園者の視線を集める最大の起爆剤となっているのが、トロピカルドーム温室に咲くヒスイカズラ(翡翠葛)の存在です。フィリピン・ルソン島原産のマメ科植物で、宝石の翡翠を思わせる独特のエメラルドグリーンに輝く花房が垂れ下がる光景は、一度目にすると忘れられない鮮烈なインパクトを残します。
国内の植物園でも育成が難しいとされるこの希少種が、当園では例年3月中旬から5月中旬にかけて見事な花房を連鎖させます。公式の開花状況発表によると、第1弾のピークが3月下旬から4月上旬、その後4月下旬から5月にかけて2番花が開花するため、春の行楽シーズンを通じて鑑賞チャンスが長く続く点も特徴です。
さらに園内を彩るメインの植物群は、時期ごとに明確な見頃のバトンタッチを行います。
公立植物園ならではの良心的な入場料金設定と、季節ごとに目玉植物が明確に切り替わる緻密な植栽設計こそが、リピーターを絶え間なく惹きつける要因です。