由美かおるのキャリアを語る上で欠かせない金字塔が、TBS系時代劇『水戸黄門』での活躍です。1986年の第16部から「かげろうお銀」としてレギュラー出演を果たし、忍びとしての鮮烈な殺陣と妖艶な魅力で国民的な人気を確立しました。
特に名物となったのが、後世のテレビ史にも刻まれるお銀の入浴シーンです。足かけ25年に及ぶ出演期間の中で放送された入浴シーンは通算200回以上に達し、ギネス級の記録として語り継がれています。
当時の特番インタビューや手記で明かされている通り、あの入浴シーンは単なるお色気描写ではありませんでした。「常に完璧なコンディションでカメラの前に立つ」というプロ意識のもと、冷えやすい撮影所での徹底した体調管理や、どの角度から撮られても美しい姿勢を保つための鍛錬が注ぎ込まれていたのです。過酷なロケスケジュールの中でも一切の妥協を許さなかったプロ意識こそが、現在の若々しさの礎となっています。