2026年6月、佐藤弘道さんは研修会へ向かう機内で体調を崩した。下半身が麻痺し、歩行困難な状態に陥ったのだ。診断結果は「脊髄梗塞」。脳梗塞などと比べて症例が少なく、確立された治療法が少ない難病である。昨日まで元気に飛び跳ねていた体操のお兄さんが、突然車椅子生活を余儀なくされる。このニュースは、かつて彼を見て育った世代や、子育て中に彼に励まされた親たちに大きな衝撃を与えた。
脊髄梗塞は、脊髄に酸素や栄養を送る血管が詰まることで起こる。発症後は一刻も早い治療が必要だが、完全な回復が見込めるかどうかは個人差が大きい。佐藤さんは即座に入院し、過酷な闘病生活をスタートさせることとなった。