かつて須磨のランドマークとして親しまれた須磨海づり公園に壊滅的な打撃を与えたのは、2018年9月に列島を襲った台風21号でした。高波と高潮によって管理棟は損壊し、海上に突き出た渡り桟橋や釣台設備が重大な被害を受け、施設は安全確保のため無期限の閉鎖を余儀なくされました。
多くのファンから再開を望む声が寄せられる中、神戸市は施設再編方針を策定。老朽化していた構造物を整理し、耐震性・安全性を徹底的に高めた「第2釣台」の再生と、陸上エリアの賑わい拠点整備を軸とする大規模改修プロジェクトを推進しました。そして迎えたリニューアルオープン以降、単なる釣り桟橋の枠組みを超えた複合マリンスポットとして完全復活を遂げています。
現在の施設は、海上に張り出す本格的な釣りエリアに加え、釣りをしない同伴者や観光客も楽しめる陸上プロムナードを完備。須磨浦の自然と調和した開放的なウッドデッキテラスが広がり、家族連れやカップルが気軽に立ち寄れるオープンな交流拠点へと進化しています。