近年のいちご狩りにおける最大の付加価値は「品種の食べ比べ」です。かつて主流だった単一品種の大量消費型から、風味や食感のグラデーションを楽しむテイスティング型へと消費者の嗜好がシフトしています。
京都のいちご狩り口コミデータやSNSの生声を分析すると、特に評価が高いのは「酸味と甘味のコントラスト」を実感できるハウス設計です。
「酸味が控えめでジューシーな章姫を最初に食べた後、コクと力強い酸味を持つ紅ほっぺを口に運ぶと、果実の旨味が何倍にも引き立つ。後半に芳醇な香りのかおり野を挟むことで、30個以上食べてもまったく食べ飽きなかった」といった体験者の証言が目立ちます。
なお、関西では「あまおう」を求める声が根強くありますが、あまおう(博多あまおう)は福岡県限定の地域ブランド品種であり、京都府内の観光農園で栽培・食べ放題提供されている事例は極めて稀です。その代わり、京都では「紅ほっぺ」「おいCベリー」「やよいひめ」といった、糖酸バランスに秀でた高ポテンシャル品種が主力として育成されており、その鮮度と熟度は流通品の追随を許しません。