ロフストランドクラッチの選び方と使い方|松葉杖との違い・費用を徹底解説

ロフストランドクラッチの選び方と使い方|松葉杖との違い・費用を徹底解説

ロフストランドクラッチの選び方と使い方|松葉杖との違い・費用を徹底解説の概要と注目ポイントをわかりやすく整理しました。

歩行補助具の選定において、最も混同されやすいのが「標準的な松葉杖(腋窩クラッチ)」と「ロフストランドクラッチ(前腕クラッチ)」の機能差です。両者は外見だけでなく、生体力学的な荷重メカニズムや想定される身体状況が明確に異なります。 松葉杖は、脇の下(腋窩)当てとグリップで支持し、下肢への荷重を最大100%免荷(完全免荷)することが可能です。足首の骨折手術直後など、患部に全く体重をかけられない急性期に用いられます。ただし、脇当てに体重を乗せすぎると「腋窩神経麻痺」を引き起こし、腕のしびれや運動障害を招くリスクがあるため、長期間の常用には適していません。 対してロフストランドクラッチは、前腕を通す「カフ」と「グリップ」の2点で体重を受け止めます。体重の免荷率は約30%〜50%程度(中等度免荷)にとどまるものの、脇を圧迫するリスクがなく、上半身の自然な重心移動を活かした歩行が可能です。 主な適応疾患としては、以下のようなケースが挙げられます。

  • 下肢骨折・靭帯損傷の回復期・リハビリ期:完全免荷から部分荷重(1/2荷重〜2/3荷重)へ移行した段階。
  • 変形性股関節症・変形性膝関節症:関節への荷重ストレスを軽減し、疼痛を緩和したい場合。
  • 脳血管障害(片麻痺の後遺症):足の振り出しや立位バランスを安定させたいケース(片側使用)。
  • 脊髄損傷(不全麻痺)や二分脊椎症:長期的な歩行自立を維持するための日常的な移動手段。
  • 関節リウマチ・神経難病:手首の握力低下を前腕支持で補いたい場合。
鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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