SNSやネット上の口コミで頻繁に見られるのが、「切ってみたら中がガチガチに硬くて食べられなかった」「逆に黒く変色してドロドロに傷んでいた」という購入後の失敗談です。輸入流通するアボカドの多くはメキシコなどから未熟な緑色の状態で届き、店頭や家庭で追熟(熟成)させる必要があるため、見極めの目利きが求められます。
失敗を防ぐための確実なチェックポイントは以下の3点です。
- 皮の色調:鮮やかなグリーンは未熟状態。熟成が進むにつれて深緑色から黒みがかった濃いチョコレート色へと変化します。全体が均一に黒褐色になった状態が食べ頃のサインです。
- ヘタ周辺の状態:ヘタがしっかりと密着して浮いていないか、あるいは乾いて少し沈み込んでいるかを確認します。ヘタがポロリと自然に取れそうな状態は完熟の証拠です。ヘタが完全に脱落してカビが生えていたり、周囲が極端に凹んでいるものは内部が過熟で腐敗しているリスクがあります。
- 手のひらでの弾力:指先だけで強く押すと果肉が潰れて変色の原因になります。手のひら全体で包み込むように優しく触れ、耳たぶ程度の適度な弾力(わずかに押し返される感覚)があればベストな状態です。
もし購入したアボカドがまだ硬い場合は、冷蔵庫に入れてはいけません。低温障害を起こして追熟が止まり、中が黒ずんでしまいます。常温(20℃前後の風通しの良い場所)で数日間保存するのが鉄則です。早く熟成させたい場合は、エチレンガスを放出するリンゴやバナナと一緒にポリ袋へ入れて密閉しておくと、追熟のスピードを劇的に早めることができます。