黒柳徹子さんの若かりし日のビジュアルが脚光を浴びるきっかけとなったのは、自身の公式Instagramや回顧展などで公開された20代〜30代当時の白黒写真です。切れ長の大きな瞳、筋の通った高い鼻梁、引き締まったフェイスライン、そして小顔を際立たせるショートカットの佇まいは、映画『ローマの休日』で世界を魅了したオードリー・ヘプバーンそのものだと評されています。
1953年、テレビ本放送開始に合わせて募集されたNHK専属女優の第1期生オーディションにおいて、応募者総数6,000人超の中から選ばれたのはわずか13人(劇団員含む最終採用は30人規模)。倍率数百倍という超難関を突破した当時の黒柳さんは、単に容姿が整っていただけでなく、群を抜く透明感と独自の存在感を放っていました。
当時のポートレートを詳細に観察すると、クラシカルなモノトーンのノースリーブドレスや、幾何学模様のレトロモダンな衣装を完璧に着こなしていることがわかります。流行を追うのではなく、自身の骨格や個性を正確に把握したセルフプロデュース力は、カラー写真が普及していなかった昭和20年代後半から30年代において突出したものでした。ネット上やSNSでも「AI生成画像と見紛うほどの完成度」「昭和にこんなにモダンな女性がいたのか」と感嘆の声が絶えません。