現在の格闘技シーンにおいて、安保瑠輝也の現在の存在感は国内キックボクサーという枠組を完全に超越しています。そのターニングポイントとなったのが、2024年7月に開催された『超RIZIN.3』におけるマニー・パッキャオとのボクシングルールによるエキシビションマッチでした。本来出場予定だった鈴木千尋の負傷欠場を受け、試合までわずか1か月足らずという緊急オファーを承諾。当時、階級や体重の優位性(契約体重の違い)があったとはいえ、相手は世界8階級制覇の生けるレジェンドです。
ゴングが鳴ると、安保は持ち前の180cmのリーチを活かした鋭いジャブと力強い左ボディを叩き込み、第2ラウンドにはパッキャオをグラつかせる場面すら作り出しました。試合後の公式記者会見で本人が「パッキャオ選手は本当にレジェンドで拳を交えられたことは誇りだが、倒しきれなかった悔しさが残る」と語った表情には、単なる記念出場ではなく本気で勝利をもぎ取りにいった者特有の悔悛が滲み出ていました。米大手メディア『ESPN』や『BoxingScene』でも「日本のキックボクサーがパッキャオを苦しめた」と速報され、一躍その名はグローバルな格闘技コミュニティへ轟くこととなったのです。
現在、安保は自身のジムを拠点にしつつ、国内外のトップボクサーや強豪キックボクサーとのスパーリングを日常的に敢行しています。関係者の証言によると、「パッキャオ戦以降、打撃の組み立てにおけるパンチの精度とインサイドでの駆け引きが劇的に向上している」とされ、立ち技打撃格闘家としての完成度は過去最高潮に達しつつあります。単なるRIZINの看板選手にとどまらず、海外興行や世界的なエキシビション興行からの直接オファーが絶えない国際的ファイターへと昇華したのが、2026年最新の安保瑠輝也の実像です。