数値を丸める「端数処理」には、四捨五入のほかに「切り捨て」と「切り上げ」が存在します。この3者は結果が大きく異なるため、四捨五入切り捨て違いや四捨五入切り上げの特性を正しく把握しておく必要があります。
Wikipediaの端数処理に関する解説資料にもある通り、一般的な事務用電卓には「F・CUT・5/4・UP」といったスライドスイッチが備わっています。「CUT」は切り捨て、「5/4」は四捨五入、「UP」は切り上げを指し、用途に応じて機械的に切り替えられる設計になっています。それぞれの処理基準と実務での使われ方を表で整理しました。
このように、同じ元の数値であっても採用する概数計算ルールによって結果は異なります。たとえば梱包資材の発注で「3.2箱分」の容積が必要な場合、切り捨てや四捨五入をして「3箱」にしてしまうと荷物が入り切りません。ここでは必ず「切り上げ」を採用して「4箱」手配する必要があります。商取引や業務仕様書では、どの端数処理を適用するかがあらかじめ厳密に定義されています。