誰もが画一的な方法で回復できるわけではありません。自身の現在の状態を見極め、適切なアプローチを選択することが二次被害を防ぐ鍵となります。
【自力セルフケアを中心に進めてよい人】
睡眠や食事が一定程度取れており、日中の仕事や家事に著しい破綻をきたしていない人。信頼できる第三者(利害関係のない友人や専門窓口など)に話を聞いてもらえる環境があり、加害者との関係が物理的に完全に清算できている場合は、日記療法や自律訓練法などのセルフケアで時間をかけて回復を目指すことが可能です。
【今すぐ専門カウンセリング・精神科を受診すべき人】
発覚から1ヶ月以上が経過しても激しい動悸・パニック発作・悪夢による不眠が続いている人、あるいは「消えてしまいたい」「自分には生きる価値がない」という希死念慮がよぎる人。また、加害者と職場や家庭環境で日常的に顔を合わせざるを得ず、トラウマ刺激が持続している場合は、自力での解決は極めて困難です。速やかにPTSDやトラウマ臨床に精通した公認心理師や精神科医の支援を受けてください。