サンマの魅力は卵だけに留まりません。内臓(ワタ)を丸ごと美味しく食べられる魚としても広く親しまれています。
一般的な魚類と異なり、サンマには胃袋がなく消化管が極めて短い一本の管状になっています。食べたプランクトンが体内に長時間滞留せず約30分で排出されるため、内臓特有の嫌な臭みや不快な残留物がほとんど生じません。
ワタに含まれるほろ苦さは「脂の甘み」を引き立てるアクセントになります。塩焼きの際には、新鮮なワタを箸で少しずつ崩しながら身に絡めて食べることで、サンマ本来の野趣あふれる旨味を余すところなく味わい尽くすことが可能です。