瀬戸内海屈指のリゾートエリアとして成熟を続ける牛窓では、ゆったりとした時間が流れる滞在型モデルコースが王道です。車を利用して半日から1泊2日で巡る理想的なルートを紹介します。
旅のスタートは、山頂から瀬戸内海を一望する「牛窓オリーブ園」です。1942年の開園以来、約10ヘクタールの敷地に約2,000本ものオリーブの木が茂り、山頂広場にある「幸福の鐘」は定番の写真映えスポットとして知られます。併設された展望台や山頂カフェのテラス席に座ると、眼前に前島(まえじま)をはじめとする島々が広がり、まさに地中海の丘陵地帯に迷い込んだかのような開放感に包まれます。
丘を下った先に向かうべきは、日本最大級の規模を誇る公営マリーナ「牛窓ヨットハーバー」です。青い水面に整然と並ぶ無数のクルーザーや白亜のクラブハウスは、海外のリゾートハーバーそのもの。係留されたヨットを背景に散策するだけでも、日常を忘れさせてくれる優雅な空気が漂います。
そして牛窓滞在のハイライトとなるのが、海岸沿いに佇む白亜のリゾート「ホテルリマーニ」です。全室オーシャンビューの客室はギリシャ様式の白と青で統一され、バルコニーからは息を呑むような瀬戸内の夕景が広がります。館内のレストランでは、瀬戸内海の新鮮な魚介類をふんだんに使用した本格的なギリシャ料理や地中海料理コースを提供しており、視覚だけでなく味覚からも「日本のエーゲ海」のテーマ性を存分に堪能できる仕掛けが整っています。