一晩ぐっすり眠れば元に戻る「一過性の肉体疲労」と、医療機関での処置を要する「病的疲労」の境界線はどこにあるのでしょうか。日本うつ病学会のガイドラインおよびDSM-5(精神疾患の診断・統計マニュアル)の基準をもとに、簡易的なうつ病初期症状チェック項目を整理しました。
以下のリストにおいて、過去2週間のうち「ほぼ毎日、1日の大半」で当てはまる項目がいくつあるか確認してください。
- 【感情・思考】これまで楽しめていた趣味や活動に全く興味・喜びが湧かない
- 【感情・思考】理由もなく気持ちが沈み込み、自分には価値がないと責めてしまう
- 【睡眠】寝つきが極端に悪い、夜中に何度も目が覚める、または朝早く目覚めて二度寝できない
- 【食欲】食欲が全く湧かず体重が減少している、もしくは逆に過食してしまう
- 【身体】首や肩の激しい凝り、頭重感、胃痛など原因不明の不定愁訴が続いている
- 【行動】集中力が続かず、文章を読んでも内容が頭に入ってこない
- 【行動】人と会うことやLINE・メールの返信が極度の苦痛に感じる
このストレスチェック詳細まとめにおいて、特に「興味・喜びの喪失」または「抑うつ気分」のいずれかを含み、合計3〜4項目以上が2週間以上持続している場合は、一般的な疲労の域を超えています。さらに、めまいや動悸、異常な発汗といった自律神経失調症の症状が重なっている場合、交感神経と副交感神経の切り替え機能そのものが麻痺している証左です。