既刊の内容を振り返ると、青の祓魔師32巻では、イブリースの猛攻によって斃されてしまった陽、なす術を失った劉たちの凄絶なドラマが描かれました。さらに、迷路攻略に挑む燐たちを襲った罠により空間が溶解し始める中、「脱出のために4人がその場に残り、扉を支え続けなければならない」という極限の自己犠牲を伴う過酷な選択が突きつけられました。
そして33巻では、仲間たちの覚悟を背負った奥村燐と雪男が、元凶たるサタンとの対峙を深めていきます。物理的な破壊力による攻防だけでなく、サタンという存在が人類や虚無界(ゲヘナ)にとってもたらす本質的な意味、そして育ての父である藤本獅郎の遺志がどのように継承されるのかが焦点となっています。
次巻34巻に収録される見込みのエピソードでは、単なる勧善懲悪の決着ではなく、これまで散り散りになっていた仲間たちの絆の再集結や、騎士団幹部たちの秘められた思惑が全面衝突します。1話ごとの伏線回収が怒涛の勢いで進行しており、1コマたりとも見逃せない局面が続きます。