学校法人雙葉学園の歴史は、19世紀半ばにフランスから来日したカトリック修道会「幼きイエス会」の修道女たちによる奉仕活動にまで遡る。創立者であるマザー・マチルドは、恵まれない環境にある子供たちへの教育支援を原点とし、深い愛と奉仕の精神をもって日本における女子教育の礎を築いた。
校服としてのセーラー服が導入されて以来、そのデザインの根底には「質素でありながら気品を失わない」という修道会の理念が貫かれている。濃紺のウール地をベースとした落ち着いた仕立て、襟元を飾る清潔な白ライン、そして胸元に添えられるシンプルなリボン。過度な装飾を削ぎ落とした洗練されたフォルムこそが、100年以上の時を超えて愛され続ける理由だ。