【2026年現地ルポ】地方温泉の常識を覆した「仏生山温泉」——デザインと湯の街づくりが手に入れた、世界を惹きつける日常の熱量

【2026年現地ルポ】地方温泉の常識を覆した「仏生山温泉」——デザインと湯の街づくりが手に入れた、世界を惹きつける日常の熱量

【2026年現地ルポ】地方温泉の常識を覆した「仏生山温泉」——デザインと湯の街づくりが手に入れた、世界を惹きつける日常の熱量にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。

公共交通機関との連動も、この場所が成功を収めている大きな要因の一つだ。高松琴平電気鉄道(ことでん)が発行する「仏生山温泉おんせん割符」は、旅行者の間で名物チケットとして定着している。

この切符には、電車の一日乗車券と温泉の入浴券、さらにはオリジナルうちわ(これが乗車券の役割を果たす)などがセットになっている。車社会の香川県において、あえて「電車に乗って温泉に行く」という体験価値を創出したインパクトは大きい。2026年の今も、レトロなことでんの車窓から讃岐の風景を眺めつつ、うちわを手にした旅行者が駅を降り立つ風景は、高松の風物詩となっている。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。