展示ケースを眺めるだけの見学から一歩踏み出し、自らの手を動かし、舌で味わうことこそがウポポイの真骨頂です。現地で実際に参加できるプログラムや食文化のリアルをレポートします。
参加者の満足度が極めて高いのが、工房や体験学習館で実施されるワークショップです。実際に参加した来訪者による体験プログラムの感想では、「ムックリ製作体験で竹を削り、自分だけの楽器を鳴らせたときの感動が忘れられない」「幾何学模様の意味を教わりながら挑んだアイヌ文様刺繍は、祖母から母へ受け継がれた祈りの深さを実感できた」といった声が目立ちます。ただ解説板を読むだけでは抽象的に思える精神文化が、体験を通じて自分自身の身体感覚として染み渡っていきます。
また、旅の満足度を左右するレストランやグルメも見逃せません。エントランス棟や園内には本格的な食事が楽しめるスポットが点在しています。注目すべきは、伝統的なアイヌ料理を現代風にアレンジしたメニューの数々です。
鮭や根菜、山菜を塩のみで煮込んだ素朴ながら滋味あふれる汁物「オハウ」や、アマランサスなどを混ぜ込んだ伝統のご飯は、素材本来の旨味をダイナミックに引き出しています。さらに白老ならではのブランド牛「白老牛」を使用した贅沢なステーキやハンバーグ、鹿肉(ユク)を使ったヘルシーなジビエ料理を提供する店舗もあり、文化的な探求と北海道ならではのグルメ体験が見事に融合しています。