原宿エリアで本格的なタイ料理屋台として不動の地位を築いているチャオチャオバンブー。その人気の根底にあるのは、単なる「エスニック料理ブーム」の一言では片付けられない、徹底した本場志向の空間づくりと味のインパクトです。
店舗に一歩足を踏み入れると、目に飛び込んでくるのはアルミ製のテーブルやカラフルなプラスチックの丸椅子、壁一面に手書きされた現地の言葉混じりのメニュー札。オープンキッチンからは激しい火力で中華鍋を振る金属音と、唐辛子やハーブを炒める刺激的な煙が立ち上ります。この剥き出しの臨場感こそが、東京のど真ん中にいながらタイの歓楽街にワープしたかのような強烈な没入感をもたらしています。
さらに特筆すべきは、日本人の舌に媚びすぎていない骨太な味付けです。ナンプラーの深いコク、レモングラスやバイマックルー(こぶみかんの葉)の鮮烈な芳香、そして突き抜けるプリッキーヌ(青唐辛子)の辛み。これらを妥協なく効かせつつも、誰もが「旨い」と直感できる絶妙なバランスに落とし込まれている点が、グルメサイトやSNSで700件を超える高評価口コミを集め続ける理由といえます。