ファンが最も注目しているのが、今後の日本代表入りの可能性です。かつてU-15日本代表や世代別代表の候補に名を連ねていた中井ですが、パリ五輪世代(U-23)の活動では最終選考に残ることができず、A代表への招集歴もまだありません。
現在の日本代表中盤は、欧州主要リーグの最前線で激しいデュエルを繰り広げる遠藤航や守田英正、田中碧らが君臨しており、世界でも屈指の激戦区となっています。森保一監督をはじめとする代表首脳陣がボランチに求める絶対条件は「局面のボール奪取能力」と「攻守のトランジションスピード」です。
中井がこの厚い壁を破るためのロードマップは明確です。まずは移籍先でシーズン30試合以上の公式戦に出場し、デュエルの勝率や走行距離といった肉体的な指標で指揮官の信頼を勝ち取ること。そして、欧州1部リーグやセグンダ(スペイン2部)などのハイレベルな舞台へとステップアップを果たすことです。中盤から長短のパスを自在に散らせる182cmの大型コンダクターというプロフィールは、現在の日本サッカー界でも希少な資質であり、試合経験さえ伴えばサプライズ招集の道は決して閉ざされていません。