2012年の放送開始当初、松重自身はこの番組がこれほど長く続くとは夢にも思っていなかった。「深夜にただ中年男が一人で飯を食うだけの番組。誰が観るんだ?」という疑問は、シーズン1の時点で彼の中に強く存在していたという。
しかし、ドラマは深夜枠の常識を覆す大ヒットを記録。さらに配信プラットフォームを通じて韓国、中国、台湾などアジア全域へ波及し、国境を超えた大人気コンテンツへと化けた。本人が「なぜこんなにウケているのか分からない」と首をかしげ続ける中で、番組の規模だけが巨大化していった。このギャップもまた、彼の戸惑いを加速させた大きな要因だ。