登録を検討する上で避けて通れないのが、初期費用と実務経験年数のバランスです。日本技術士会への登録申請には法定費用が発生します。具体的には、登録免許税(15,000円)と日本技術士会への登録手数料(6,500円)の合計21,500円が必要です。
この費用を投じて得られる最大の制度的利点は「実務経験期間の短縮」と説明されますが、実際の受験資格ルートを精査すると、必ずしも登録が唯一の最短ルートではないことが浮き彫りになります。
上記の通り、実務経験を4年に短縮できるルートは「技術士補の登録(ルート①)」だけではありません。「優れた監督者の指導の下で行う実務経験(ルート②)」を選択すれば、技術士補の登録申請を行わずとも、第一次試験合格後(またはJABEE修了後)に4年間の実務を積むことで第二次試験の受験資格を満たすことができます。この場合、指導監督者は社内の上司(技術士資格の有無を問わない正当な指導権限者)で足ります。