検索窓に学校名を入力すると候補に現れる「荒れてる」というキーワード。受験生や保護者が最も懸念するこのイメージの真相を探るため、過去の沿革と学校改革の経緯を取材しました。結論から言えば、この評判は「昭和後期から平成初期にかけての男子校時代の名残」であり、現在の校風とは完全に乖離したステレオタイプです。
かつて昭和50年代から平成初期にかけての首都圏私立高校界隈では、ツッパリ文化や男子校特有の荒削りなバンカラ気風が社会現象となっていました。当時の同校も男子校であり、工業系学科を中心としたエネルギーの強い生徒が集まる時期がありました。この時代の印象が、当時を知る世代の保護者や、ネット上の匿名掲示板(5ちゃんねる等)で更新されずに語り継がれてきたことが、検索サジェストに残り続ける構造的要因です。
しかし、学校法人昭和第一学園は平成10年代以降、抜本的な構造改革を実施しました。普通科・工学科の完全共学化を断行し、冷暖房完備の最新ICT校舎の整備、徹底したコース別指導体制の導入を推進。生徒指導面でも、頭髪や制服の着こなしに対する定期的な身だしなみ指導(頭髪・服装検査)を定着させました。現在の校内を歩くと、明るく挨拶を交わす生徒や、放課後の自習室でタブレット端末を開く姿が日常となっており、かつての荒れた面影は見当たりません。