もし異変に気づいた場合、どのようなサインを見逃してはならないのでしょうか。ベンガレンシス根腐れの症状と復活法を把握していれば、壊滅的な状況からでも株を救い出せる可能性が残されています。
代表的な危険サインは以下の4点です。
- 水を数日前に与えたのに土がいつまでも湿っており、乾く気配がない
- 葉の付け根や先端から黒・茶褐色の斑点が広がり、ポロポロと下葉から落ちる
- 用土の表面からヘドロ臭やカビのような異臭が漂う
- 幹の地際(株元)を指で押すと弾力を失い、ブヨブヨと柔らかくなっている
幹自体が完全に腐敗してスカスカになっていなければ、以下の手順で速やかにレスキューオペレーションを実行します。
【緊急再生ステップ】
まず鉢から株を慎重に引き抜き、古い土を優しくほぐして根の状態を目視確認します。健康な根は白や淡いクリーム色をしていますが、根腐れを起こした根は黒褐色に変色し、触るとドロリと崩れます。清潔な剪定バサミを熱消毒し、変色した腐敗根を一本残らず切り落としてください。
その後、水はけに優れた新しい無菌培養土へ植え替えます。植え替え直後は根の吸水力が極端に落ちているため、肥料は一切与えず、明るい日陰で養生させます。葉からの水分蒸散を抑えるため、残っている葉を間引くか半分にカットする処置も回復率を大きく引き上げます。