「プロ野球のキャンプは、誰でもふらっと行って無料で一日中楽しめる」——もし今もそう信じているなら、手痛い失敗を経験することになります。2026年のキャンプ観戦において、初心者が陥りがちな3つの大きな誤解を紐解きます。
第一の誤解は、練習試合入場料に関する認識です。数年前まで無料開放が当たり前だった2月中旬以降の対外練習試合やオープン戦において、主要球団のメインスタジアムでは「有料指定席化」が急速に進んでいます。転売ヤーによる席取りの横行を防ぎ、警備費用を賄うため、ネット裏や内野スタンドは前売り1,500円〜3,500円前後のチケット制を導入するケースが一般的になりました。「手ぶらで現地に行ったらチケット完売で球場に入れず、サブグラウンドの練習を眺めるしかなかった」という嘆きが続出しています。
第二の盲点は、沖縄・宮崎共通の「移動インフラのボトルネック」です。特に沖縄本島北部(宜野座・名護・本部)へ向かう高速道路や一般道は、週末の午前9時台から大渋滞が発生します。さらにレンタカー不足は依然として続いており、現地での移動手段を数カ月前に確保していなかったファンが、高額なタクシー代を支払う事態も散見されます。
第三の誤解は、「平日に行けば必ず主力選手に会える」という思い込みです。キャンプ日程には厳格な「休養日」が設定されているほか、ベテランや主力選手は別メニュー調整でサブグラウンドや室内練習場に籠ることが多く、全体練習のメイン球場だけを見ていても目当ての選手に出会えないリスクを計算に入れておく必要があります。