役割を終えた老朽化火力発電所や旧世代の化学プラント施設が、高度なリサイクル拠点へと生まれ変わる動きも急激に広がっている。EV用使用済みバッテリーのリユース・リサイクル拠点や、廃プラスチックを分子レベルに分解して原油同等の化学原料に戻すケミカルリサイクル施設が、かつての産業跡地に相次いで誕生している。
既存の港湾インフラや送電網、臨海アクセスをそのまま再利用できるメリットは極めて大きい。ゼロからインフラを構築するのに比べ、開発コストと期間を劇的に圧縮できるからだ。かつて廃棄物を出していた場所が、今や地球規模の資源循環を担うイノベーションの最前線拠点として機能を再定義されている。