学生たちの足元の自由度がここまで広がった背景には、ポップカルチャーの影響も大きい。かつて話題を呼んだドラマ『ドラゴン桜』において、登場人物たちが学ランやブレザーに個性派シューズを合わせる姿が描かれた。これが「制服を着崩すのではなく、洗練させる」という新しい価値観を生むきっかけとなった。
今やスクールファッションとストリートウェアの境目は急速に曖昧になりつつある。スケートボードカルチャーの要素を感じさせるスニーカーや、ヴィンテージ調のルックスを持つモデルが制服の着こなしに組み込まれることで、かつての「通学靴」のイメージはすっかり洗練されたファッションアイテムへと昇華した。