『フライディ・チャイナタウン』を収録したデビューアルバム『TRANSIT』は、当時の音楽シーンに強烈なインパクトを与えた。アルバム全体を通じたテーマは、旅立ちと都市生活のエアポート。その中で本作は、もっともスピード感に満ちたハイライトとして輝きを放っている。
『TRANSIT』に込められた歌詞世界は、どこか遠くへ飛び立ちたいという若者の焦燥感や憧れを映し出す。横浜や神戸の中華街を彷彿とさせながらも、どこか地球上のどこにも存在しない架空の「チャイナタウン」へと誘うような幻想性が、アルバム全体のドラマを一段と深めている。