Q1:購入した球根を植えたその年に花は咲きますか?
A1:8月〜9月頃に流通する大球(開花見込み球)を植えた場合は、植え付けからわずか数週間後の秋に開花します。ただし、球根サイズが小さい規格品の場合や、根が十分に張る前に乾燥しすぎた場合は、初年度は花が咲かず、晩秋からの出葉のみとなるケースもあります。その場合も翌年春にしっかり日光を当てて肥大させれば、次年度には高確率で開花します。
Q2:彼岸花の花が終わった後、花茎はどう処理すればいいですか?
A2:花が完全に終わって色あせたら、花首のすぐ下で摘み取るか、花茎の根元から清潔なハサミで切り取って構いません。日本の彼岸花は染色体が3倍体であるため種子を結びませんが、花茎を放置すると無駄に組織を維持しようとエネルギーを消耗します。ただし、後から生えてくる細長い緑色の「葉」は光合成器官ですので、絶対に切らずに残してください。
Q3:赤だけでなく、黄色や白の彼岸花も同じ育て方で育ちますか?
A3:白花曼珠沙華(シロバナマンジュシャゲ)や黄色のショウキズイセン(リコリス・オーレア)も基本的な育て方は同じです。ただし、黄色のショウキズイセンなどは原種が温暖な地域(九州や沖縄)に自生しているため、純粋な赤い彼岸花に比べると耐寒性がやや劣ります。寒冷地や霜が降りる地域では、マルチングで防寒対策を施すか、鉢植えにして冬場は日当たりの良い軒下で管理することをお勧めします。
Q4:分球して増やす場合、どの季節にどのように作業すべきですか?
A4:分球・株分けの適期は、地上部が完全に枯れ果てて休眠に入っている7月〜8月です。スコップで球根を傷つけないよう広めに掘り上げ、手で優しく親球と子球をパキッと外します。外した球根は乾燥させずに、そのまま新しい土へ速やかに植え付け直してください。猛暑日の炎天下作業は避け、曇天の日や夕方に行うのが活着率を高めるコツです。