「あとは頼みます」は失礼?ビジネスで使える正しい敬語と言い換え例文

「あとは頼みます」は失礼?ビジネスで使える正しい敬語と言い換え例文

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ネット上のマナー解説記事などで、「どんな依頼でも末尾に『よろしくお願いいたします』を付けておけば問題ない」という論調が見られますが、これは現場において半分正解で半分リスクを伴います。

「よろしくお願いいたします」は万能な結びの言葉である反面、具体的に何をどこまでしてほしいのかという「責任範囲」を曖昧にしてしまう弱点があります。引き継ぎの現場で指示内容を曖昧にしたまま「よろしくお願いいたします」だけで済ませると、以下のようなトラブルが発生しやすくなります。

・相手が「自分がやるべき作業」だと認識していなかった
・判断がつかない突発事態が発生し、作業が完全にストップした
・確認漏れが発生した際、どちらに責任があるかで関係が悪化した

引き継ぎにおける本質的なマナーとは、単に丁寧な敬語を並べることではなく、「何を」「いつまでに」「どの状態にしてほしいか」という業務のゴール基準を数値や事実ベースで定義することです。形式的な言葉遣いに終始せず、作業の明確化とセットで伝える意識が求められます。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。