春の舞台でも相模の強さは際立っています。東海大相模のセンバツ優勝回数は3回を誇り、そのすべてを指揮したのが名将・門馬敬治監督でした。1999年に29歳の若さで母校の監督に就任すると、翌2000年春のセンバツでいきなり全国制覇を達成。鮮烈な監督デビューを飾ります。
門馬監督が掲げたチームスローガンこそが、代名詞となる「アグレッシブベースボール」でした。単なる強打や力押しではなく、「常に次の塁を狙う積極果敢な走塁」「失敗を恐れず攻め続ける姿勢」「1球に対する研ぎ澄まされた集中力」を徹底する野球観です。
その真骨頂が発揮されたのが2011年春のセンバツでした。1回戦から決勝まで打ちまくり、大会新記録となるチーム通算打率.408、合計74安打を記録。決勝の九州国際大付戦でも16-5と猛攻を爆発させ、圧倒的な破壊力で頂点に立ちました。さらに2021年春には、エース左腕の石田隼都(現・読売ジャイアンツ)を中心とした緻密な守備力で決勝の明豊戦を1-0のサヨナラ勝ちで制し、3度目の春王座に輝いています。