舐達麻を取り巻く事件の中で、世間に最も強い衝撃を与えたのが2021年4月と2022年10月に報じられた大麻取締法違反(所持)容疑による一斉摘発です。警視庁組織犯罪対策部などの捜査当局は、彼らの楽曲やMVで公然と描写されるカルチャーだけでなく、実際の所持容疑を長期間にわたり内偵捜査していました。
2021年4月の事案では、警視庁が埼玉県熊谷市などの関係先を家宅捜索し、大麻を共同所持した疑いなどでメンバーのG-PLANTS(本名・本多勇翔)やDELTA9KID(本名・広井大輔)を含む男女複数人が逮捕されました。捜査関係者の発表によると、押収された乾燥大麻は計約8.3グラム。当時、グループのリーダー格であるBADSAIKUSH(本名・細矢祥平)の自宅も捜索対象となりましたが、BADSAIKUSH自身の室内からは違法薬物が発見されず、この時点での逮捕は見送られました。
その後、2022年10月には再び当局が動き、BADSAIKUSHとG-PLANTSが大麻取締法違反の疑いで逮捕される事態へと発展しました。熊谷市内の路上や関係施設での所持容疑が持たれ、連日大手メディアで大々的に報道される事態となったのです。リリックの内容そのままの私生活が白日の下に晒される形となり、音楽関係者のみならず一般層の間でもその逮捕理由と背景に大きな関心が集まりました。