冷凍梅ジャムの作り方!アク抜き不要の秘密と失敗しない黄金比

冷凍梅ジャムの作り方!アク抜き不要の秘密と失敗しない黄金比

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ホーロー鍋でコトコト煮るのが王道の調理法ですが、少量の消費や極限まで時間を節約したい場合には、家庭用調理家電を活用した裏ワザが威力を発揮します。

1人暮らしや使い切りサイズを作りたいなら、電子レンジで作る簡単梅ジャムが最適です。耐熱ボウルに冷凍梅150gと砂糖80gを入れ、ラップをかけずに600Wの電子レンジで3分加熱します。一度取り出してスプーンの背で梅を押し潰し、種を避けて全体をかき混ぜたら、さらに2分〜2分30秒再加熱するだけです。吹きこぼれを防ぐため、深さのある大きめの耐熱ガラス容器を使用することが唯一の注意点となります。

一方、火の番をする時間をゼロにしたい多忙な家庭には、炊飯器で作る時短梅ジャムが驚くほど機能します。内釜に冷凍梅500gと砂糖250g〜300gを投入し、通常炊飯モード(または早炊きモード)のスイッチを入れるだけです。蒸気が上がり始めてから20分程度経過した段階でフタを開け、ヘラで軽く混ぜ合わせれば完成します。炊飯器の密閉空間で均一に圧力がかかるため、煮崩れが極めてスムーズに進みます。ただし、蒸気口をジャムの泡で塞がないよう、内釜の最大容量の3分の1以下の量で仕込むのが安全上の絶対条件です。

仕上がりの滑らかさを決定づけるのが、梅の種取りと裏ごしの裏技です。梅の種は煮る前に無理に取ろうとせず、「種ごと鍋に入れて煮る」のが料理記者の現場でも推奨されるテクニックです。種と果肉の境目にはペクチンが最も豊富に含まれており、種ごと加熱することでジャムの固まりが格段に良くなります。火にかけて5分ほど経ち、果肉がトロトロにほぐれた段階でポテトマッシャーを鍋に差し込み、上から軽く押し潰すと、種だけがツルンと外れて浮き上がってきます。これをトングや穴あきお玉で回収すれば、果肉を一切無駄にしません。さらに、熱いうちに目の粗いステンレス製ざるで一度だけ裏ごしを通せば、皮の破片が完全に粉砕され、まるで老舗洋菓子店が手がけたようなシルキーな舌触りに昇華します。

また、青梅ではなく黄色く色づいた梅を用いる完熟梅ジャムの作り方も人気を集めています。完熟梅は青梅に比べて酸が穏やかで、アンズや桃を思わせる高貴なアロマを放ちます。完熟梅を冷凍した場合、果皮が青梅より薄いため裏ごしの工程すら不要となり、木べらで混ぜるだけで自然なとろみが生まれます。青梅ジャムがキリッとした酸味の「大人のジャム」であるのに対し、完熟梅ジャムはフルーティーで穏やかな甘味が際立つため、子どもがいる家庭でも大人気を博しています。

前田 葵
著者

前田 葵

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。