高校入試や中学受験の最難関校で頻出なのが、円錐の先端を水平に切り落とした「円錐台(えんすいだい)」の体積計算です。
解法1:大きな円錐から小さな円錐を引く(標準的解法)
最も安全かつ標準的な解法は、切り落とす前の「大きな円錐全体の体積」から、切り落とした「上部の小さな円錐の体積」を差し引く方法です。
- 切り落とした小さな円錐の高さと、元の大きな円錐の高さを相似比から割り出す。
- 大きな円錐の体積 $V_1 = \frac{1}{3}\pi R^2 H$ を計算する。
- 小さな円錐の体積 $V_2 = \frac{1}{3}\pi r^2 h$ を計算する。
- $V_1 - V_2$ で円錐台の体積を求める。
解法2:相似比と体積比を利用する(スピード解法)
相似な立体の相似比が $a : b$ であるとき、体積比は $a^3 : b^3$ になります。
たとえば、小さな円錐と大きな円錐の相似比が $1 : 2$ の場合、体積比は $1^3 : 2^3 = 1 : 8$ となります。したがって、円錐台の体積は大きな円錐全体の「$\frac{8 - 1}{8} = \frac{7}{8}$」に相当します。この性質を利用すると、計算量を半減させることができます。