日本の外国語教育において長年大きな比重を占めてきたTOEICおよび英検の対策でも、R頭文字の語彙は合否やスコアの伸びを左右する天王山と言える。試験作成者が好んで出題するのは、単一の意味だけでなくビジネスや社会問題の背景を汲み取らなければ解けない多義語だ。
例えば「resign」は「辞任する」だけでなく「(運命などに)甘んじる、諦めて受け入れる(resign oneself to)」という文脈で英検の上位級に登場する。また、TOEICでは「revenue(歳入、収益)」と「retain(保持する)」の組み合わせが業績報告のパッセージで常連となっている。これらを単語帳の字面だけで覚えるのではなく、実際の英文ニュースや実務文書の文脈の中で定着させることが、本質的な得点力につながる。