2019年2月、堀さんはステージ4の舌がんおよび食道がんであることを公表しました。舌の6割を切除し、太腿の組織を移植して再建するという大手術を受け、一時は発音や食事が極めて困難な状態に陥りました。自著や特番インタビューで語られた「もう一度歌いたい、言葉を伝えたい」という決意のもと、過酷な言語リハビリに挑む姿は社会的に大きな反響を呼びました。
術後のリハビリを経てテレビ番組への復帰を果たし、40周年記念コンサートを成功させた実績は、同病に苦しむ多くの患者や医療関係者に大きな希望を与えました。公の場で見せた懸命な発声や笑顔に対しては、「涙が出た」「信じられない努力」と賞賛の声が圧倒的多数を占めています。
しかし、ネットの一部コミュニティでは「病気を利用して同情を買っているのではないか」という穿った見方が完全には消えませんでした。奇跡的な回復スピードそのものが、かえって疑念を抱くアンチ層の言いがかりの材料にされてしまうという、著名人ならではの理不尽な摩擦が生じたのも事実です。