キャリア側のWebシステム上でロック解除処理を終えても、それだけでは新しい通信回線で通信・通話は開始できません。SNSや知恵袋等のコミュニティ上では、「Webで解除したはずなのにアンテナピクトが『圏外』のまま動かない」といったトラブルの相談が後を絶ちません。
実際の格安SIM乗り換え手順において、多くのユーザーが見落としがちなのが「構成プロファイルの競合」と「開通通信によるロック解除情報の端末同期」です。Web申請完了後、他社のSIMカード(物理SIM)をトレイに挿入するか、eSIMプロファイルをダウンロードした状態で、一度Wi-Fi環境に接続して通信を行わせることで、Appleの認証サーバーとiPhone本体が通信し、端末内部のロックステータスが正式に更新されます。
さらに、以前利用していた格安SIM(MVNO)の「APN構成プロファイル」が端末内に残存していると、新回線の電波を物理的に掴めなくなります。乗り換え時は、「設定」>「一般」>「VPNとデバイス管理」を確認し、古い通信事業者のプロファイルが存在する場合は必ず事前に削除しておく作業が欠かせません。
また、乗り換え先として人気の高い楽天モバイル動作確認情報を検証すると、iPhone 12以前の旧世代モデルにおいて、iOSバージョンが古いまま乗り換えた結果、Rakuten Linkアプリの認証不整合やパートナー回線エリアとの自動切り替え不良が発生した事例が報告されています。他社SIMへ差し替える前に、iOSを最新バージョンへアップデートしておくことがトラブル防止の鉄則です。