巨大なショッピングモールが相次いで建設され、やがて老朽化とともに撤退していくサイクルが全国で繰り返される中、適正規模(コンパクト)を保ちながら地域経済を循環させる「レッツ」の取り組みは、流通業界や都市計画の専門家からも熱い視線を浴びている。
過度な設備投資を避け、既存の建物構造を賢く再利用しながら、テナント間の相互送客や地域経済への還元を優先する。売上至上主義のチェーン展開とは一線を画すこの「高浜モデル」は、人口減少社会における地方都市商業の存続に向けた力強い提示となっている。
「規模の拡大を目指すのではなく、密度の濃さを目指す」。運営関係者が語るこのフレーズには、厳しい時代を生き抜いてきたローカルモールの自負と、地域と共に生きる決意が込められている。