訪れる客の実に8割以上が指名買いするのが、看板メニューである「牛かつとろろ定食」です。牛かつの標準的なボリューム(約130g)に、麦飯、赤出汁の味噌汁、香の物、そして出汁仕込みのとろろがセットになった構成となっています。肉を存分に堪能したい層向けには、肉が2枚になる大盛り(260g)や追加の単品カツも用意されています。昨今の原材料・エネルギー価格の推移を受けつつも、定食の価格帯は1,500円〜2,600円前後に設定されており、都心一等地の牛肉料理としては極めて高いコストパフォーマンスを維持しています。
この名物を120%堪能するためには、店側が推奨する「味変のプロトコル」を守ることが不可欠です。以下に、肉の旨味を最大限に引き出す至高の食べ方手順をまとめます。
第1段階:ピンク岩塩のみで直球の甘みを味わう
まずは卓上の石盤に牛かつを乗せ、片面を約5〜10秒ほど軽く炙ります。衣のサクサク感を残しつつ、肉表面の脂がキラキラと浮き出た瞬間がベスト。一口目は調味料棚に置かれたピンク岩塩だけを少量振りかけて口に運びます。牛肉本来の上品な赤身の香りと、加熱によって活性化した脂の甘みがダイレクトに広がります。
第2段階:特製山わさびソースと本わさび醤油の波状攻撃
二口目以降は、提供トレイに並ぶ調味料を活用します。「牛かつ いろは」の大きな武器である「特製山わさびソース」は、玉ねぎと西洋わさびをブレンドした爽快な酸味とコクが特徴で、牛肉の濃厚な旨味を驚くほど軽やかに中和します。交互に「本わさび+醤油」を挟むことで、和食としての端正な輪郭が際立ちます。
第3段階:麦飯とろろ飯とのペアリングで締める
中盤からは麦飯の出番です。出汁の効いたとろろを麦飯にたっぷりとかけ、そこへ石盤でしっかりめに熱を入れた牛かつを一切れ乗せてかき込みます。衣の香ばしさ、レア肉の弾力、とろろの滑らかな喉越しが一体となり、重層的な満足感が押し寄せます。なお、麦飯はおかわり1杯まで無料サービス(※店舗規定による)が継続されており、満腹度に対する妥協もありません。